キャンドルナイト

本日、計画停電が始まって、初めての夜の停電でした。
私が仕事から帰ってくる時間は、既にガッツリ停電していて、
初めて、信号が消えた道路の運転の恐さを体験しました。

信号どころではなく、街灯から民家の窓明かりも全て消えた町は、
私の想像以上に真っ暗でした。

ヘッドライトだけを頼りに車を駐車場に止めて、いつものようにライトを消したら、
あたり一面真っ暗で、何も見えなくなってビックリ。
自分のカバンすら持つ部分が見えなくて、慌てて再度ライトを点けました。

携帯の液晶画面の明かりを頼りにマンションの階段を上り、何とか帰宅。
家の中も真っ暗で、一先ずチワワンズと感動の再会を果たし、
アロマキャンドルに火をともしました。

それ一つでは、あまりにも暗いので、唯一手に入った細くて小さくて短い、
仏壇用のロウソクにも火をつけ、あと２箇所に設置しました。

　

ほんのり薄暗い中で、ゆらゆら揺れる炎の明かりで過ごすのも悪くない・・・と、
言いたいところですが、何かを読める程明るくないですし、
携帯の電池は、移動の明かり取りのために温存しておかなければいけないし、
音楽でも聴いて雰囲気を楽しもうにも、電化製品の電源が全部ＮＧなので、
ぶっちゃけ、何～～～～～～～にもすることがありません。

ロウソクの火を消さないように、そーっと洗濯物をたたんでみたりしましたが、
あっと言う間に終わってしまい、またヒマヒマに。

チワワンズにカメラを向けてみました。
薄明かりなので、ピントすらナカナカ合わない状態ですが、
何とかろあくんをパチリ。

　

最大開放F1.4のISO400、シャッター速度2"3、+2/3補正で
奇跡的に撮れた１枚です。 　　（実際はもっと暗いです。）


そうこうしていると、暖房も止まっているので、段々寒くなってきました。
ぬくぬくガウンやひざ掛けをかけて、ちわわんたんぽを抱っこして、
まる～くなって過ごしました。





電気復旧後の我が家。

しゅう　「でんきって、たいせつですぅ～」

　

本当に、電気って大切です。
夜の生活を灯す明かりをはじめ、生活に密着した道具は
電気を使うものがほとんどで、それが止まると、本当に不便です。

大昔は、日の出と共に起きて、日の入りと共に寝るということの意味が分かります。

被災地で、電気もガスも水も通っていない場所で、
寒さと不安に耐えて頑張っていらっしゃる方々の辛さを思うと、
自宅で数時間のこの停電でこんなに大変なことなのに、
本当に申し上げる言葉が見つかりません。。。

計画停電によって、電気の大切さを身をもって体感した夜でした。
被災者の方々に、心からエールを送りたいと思います。
そして、今まで以上に節電に努めようと思います。