至極普通の金曜日、何の前触れもなく、それは突然にやってきました。
本来は、楽しい週末になるはずだったその前日に、
あまりにも大き過ぎる爪痕を残して。
私は仕事中で、最初は皆で「揺れてるね~」なんて笑顔で話していたのに、
どんどん揺れが酷くなって、笑顔が真顔になり、
何故か皆一斉に、机の上のマグカップを「お茶がコボレる」「カップが割れる」
なんて、持ち上げたのが思い出されます。

今思えば、トンチンカンな行動ですけど、
当時は落ちるファイル

せめてマグカップだけは・・・的な真剣な気持ちだったように思います。
(パソコンにお茶がかかったら大変とも思ったような・・・

人間って、普段から咄嗟の時の行動を考えておかないと、
イザと言うときには、冷静な判断ができないものだと気づかされました。
未だに処理の進まない瓦礫の山を画像で見たり、仮設住宅や避難先での生活、
同じ県内でも、液状化や地割れの被害そのままの場所があったり、
そして、1年経った今でもまだ、行方不明となっている方々のことを思うと、
本当に心が痛みます。
早く、皆が家族の下に戻れますように。。。
我が家の地域もホットスポットで、まだまだ放射線量が高いです。
決して他人事ではないのも事実。
それでも、親族・友人含め、再び平穏な日々を過ごせていることに、
感謝の思いでいっぱいになります。
季節は容赦なく遷り変って、厳しい暑さ


また芽吹き

我が家のタイツリ草も、芽生えてきました。
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直接的には、なかなか復興への何かが出来なくても、
まだまだ、身近な小さなことでも、間接的に復旧支援になることも沢山あるはず。
今まで普通だと思っていた身勝手な気持ちを、見つめ直すキッカケにもなりました。
人間1人では何もできません。
みんながいて、自分が生かされている。
この震災を、いつまでも風化させてはいけないと、改めて心に誓いました。
チューリップもぐんぐん芽を出しています。
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今日、世界中の人々が日本のために祈りを捧げてくれたことをニュースで知り、
本当に心が温かくなりました。
このチューリップの花が咲く頃には、今よりほんの少しでも、
1歩前に進めていますように。
我が家で今年沢山ついたクリスマスローズの花は、
とても心を癒してくれます。
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震災で傷ついた人々の心に、この花の優しさが届くといいなぁと思います。
この糸ピコピンクダブルの蕾は、まるで蓮のお花みたいです。
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この清楚で高貴なピコティーも。
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可憐なネクタリーも。
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みんなの心に
